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医療連携

自国では受けられない高度な治療や、医療コストが抑えられる医療サービスなどを求め、海外に治療を受けに出かける「医療ツーリズム」が、ここ数年注目されています。

アジア各国では、医療ツーリズムによる外貨獲得や内需拡大に国を挙げて取り組んでおり、国際的な医療拠点が各地に形成されつつあります。 イギリスの雑誌『国際メディカルトラベルジャーナル(IMTJ)』によれば、医療ツーリズムによって海外に渡航して検診・治療を受ける「医療ツーリスト」たちは、2008年は600万人でした。この数字は今後も増えていくと見られ、世界には、海外でより適切な医療サービスを受けたいと望む多くの需要がまだまだ隠れていることがわかります。

日本は、もともとがん治療や内視鏡検査などでは高度な医療水準を保有しています。また人口100万人当たりの医療機器保有台数も他国に比べると群を抜いて高い国でもあります。このような優れた医療技術を資源として、日本にも積極的に医療ツーリストを呼び込もうという動きが盛んになってきました。

日本の医療機関で検診・治療を受けるために訪日する外国人が増えることは、地域経済の活性化にもつながるため、国は観光政策の一環として医療ツーリズムを推進しています。

例えば、経済産業省では、メディカル・エクセレンス・ジャパンプロジェクトを実施し、外国人患者の受け入れに関心を寄せる医療機関と、日本での医療サービスを望む海外からの患者の窓口業務や、高度な国際医療通訳者・翻訳者の育成、日本の医療機関と海外の医療機関の連携支援など、さまざまなサポートを行っています。

外務省では、2011年から医療滞在ビザの運用を開始しました。このビザでは、入院治療目的で3か月以上滞在する必要がある患者に対しては、同伴者も含めて、滞在期間が最大で6か月まで認められます。また、3年間の有効期間内は、何回でも来日できます。

また、地方自治体レベルでも、医療機関が役所や地元旅行会社と連携して、検診と観光を組み合わせたツアーを実施し、近隣アジア諸国からの医療ツーリストを積極的に招致しています。
今後各省庁の連携が充実し、日本における医療ツーリズムが発展することが期待されています。

世界を目指す日本医療の強み

日本における医療ツーリズムの柱は、「検診」「先端治療」「美容・健康増進」の3本です。
特に、健康診断と観光を組み合わせた医療ツアーは現在の日本のメディカルツーリズムの主流で、病院の予約手続きから宿泊手配の代行まで行う旅行代理店のパックも多数登場しています。
がんの早期発見に有効なPET(陽電子放射断層撮影)検診、ハイテク技術に基づく画像診断など高度な医療機器を用いて行われる日本の検診は外国人医療ツーリストにとっては魅力的なものであり、好評を得ています。

古くから外国人患者を受け入れてきた実績のある病院では、その設備や医療技術をさらに充実させ、より高度な治療を求める世界中の人々のニーズに応えていく動きを見せています。今後は、各医療機関枠を超えた連携による、世界トップクラスの医療水準を誇るがんや脳外科治療などもさらに行われていくでしょう。

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