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Products (材料 - 製鉄)

新日鐵住金・薄板鉄鋼


概要

薄板とは厚さ3mm未満の鋼板をいう。この薄板は、スラブで1000℃以上に加熱され、複数の粗圧延機、仕上圧延機によって一定の厚さに圧延され、冷却された後、コイル状に巻き取られるのが一般である。品質の均一化を図るためには非常に高い技術を要する。薄板は幾種の鉄鋼の中でも日本が最も得意とする種類のもので、現在、この日本製薄板は世界の多方面で利用されている。

新日鐵は1901年に日本で初めて鉄鋼の生産を始めた官営の八幡製鉄所の流れをくみ、幾多の変革を経て現在に至る、日本の鉄鋼業を支えてきた会社である。一貫として世界の先端の製鉄を目指し、継続的に発展してきた。2012年には旧住友金属工業と合併し、現在の粗鋼生産量は世界第2位を誇る。

20世紀中頃から自動車をはじめ多方面において品質の良い薄板が求められるようになり、新日鉄の製品の需要が高まった。同社発のハイグレードな製品が国内外で多用され、絶大な評価を得るようになった。現在、同社製品は自動車・デジタル・家電・住宅・飲料缶・変圧器など広範囲の場面で使用され、現代の産業や生活を支えている。

特に近年は、多種多様なユーザーのニーズに対するスピーディな対応や、幅広い商品ラインアップが特徴となっている。より高度な製品を要求するユーザーに対し、高機能薄板鋼材を他社に先んじて生産。以下のような場面で役立っている。

1)鋼板の高強度化や自動車の軽量化につながり、二酸化炭素排出の低減に寄与している。
2)極薄ブリキは缶の軽量化を支えている。
3)高い電池効率鋼板は、厚板家電やハイブリッド・カーに使用され、省エネに貢献している。
4)高い耐食性を備えたメッキ鋼板・缶用ラミネート鋼板・家電塗装鋼板は、塗装工程を不要とするため、環境負荷物質の軽減に寄与している。

同社は長年に渡って世界のトップカンパニーとしての位置を保っているが、近年、世界の有力な製鉄会社は国境を越えてのコングロマリット的な動きを取り、更なる強大化を計っている。
日本の製鉄業界も、これまでは国内での再編を進めてきたが、今後のグローバル化に向けて、よりダイナミックな動きをしなくてはならない。
世界最高技術を誇る同社には、日本の先鋒として世界市場を凌駕していく行動が期待される。


(ライター:Eriko Kinashi) 2011.05.11 執筆、2012.10.10 修正 

http://www.nssmc.com/
( 新日鐵住金株式会社 )