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OSG・エンドミル、タップ


概要

同社製インデキサブルツール Phoenix PFB・PXM




OSGは、1938年に大沢螺子研削所として設立された当初から、タップやダイス等の研削工具の製造・販売に取り組んで来た。1970年、ハイスエンドミルの製造・販売を他に先駆けて開始する等、創業から約70年の間、常に熱心に商品展開を行なってきた。特に精密加工を要する金型業界に強く、難削材の研究に優れ、技術の向上に努めた。

現在、精密切削工具業界内では日本のナンバーワン企業に位置する。また、1968年に初の海外拠点としてアメリカのシカゴに現地法人を設置して以来、世界各地に生産拠点および販売拠点を積極的に展開してきた結果、売上の50%以上が海外由来となるまで事業拡大を成し遂げた。特に主力製品であるタップとエンドミルの世界的なシェアは圧倒的にトップであり、今や世界的な観点からも、当社は精密切削工具のトップメーカーと言える。

今回は先に挙げた当社主力製品であるタップとエンドミルの最新製品をそれぞれ紹介する。

タップ:WHR-NIタップシリーズ WHR-NI-SFT、WHR-NI-POT
タップとは、めねじ(穴の内側のねじ)を作る切削工具である。エンジンの精密ねじ加工等に必須であり、重要な役割を担う。このタップに関しては、当社は日本国内に留まらず、世界でNo.1のシェアを誇っている。

今回紹介する最新タップ製品『WHR-NIタップシリーズ』は、主にジェットエンジンの材料として使用されるNi基耐熱合金に切削加工を施す工具で、2011年1月に発売された。

1200℃の高熱に耐えられる特徴を持っている反面、Ni基耐熱合金は、非常に切削加工が施しにくい問題点を持つ。工具寿命の短さと、急激な刃先摩耗による刃欠けの発生が、長らく加工者を悩ませて来た。

そこでこのWHR-NIタップシリーズでは、止り穴用のWHR-NI-SFTと通り穴用 WHR-NI-POTの両者にNi基耐熱合金用の耐溶着性の高いHRコーティングポイントを施す事によって、耐摩耗性を大幅に向上した。また、WHR-NI-SFTにのみとなるが、HRコーティングポイント溝を施す事により、刃欠け防止力の向上を図った。結果、WHR-NI-SFTでは工具寿命が同社従来品の約3倍にまで向上した。WHR-NI-POTの方でも、工具の安定した超寿命が実現された。

高耐熱性の特質を持っているNi基耐熱合金は、今日、ジェットエンジンだけでなく、一部自動車部品や家庭用燃焼機器等、幅広い分野で利用され始めている。今後、同製品が更に重宝されるのは間違いないだろう。


エンドミル:ダイヤモンドコーティングヘリングボーンカッタ DIA-HBC4
エンドミルは、工作物の端面を平滑に仕上げる、もしくは軸に対して垂直の方向に穴を削り広げる等の用途に使われるフライスの一種である。当社の主力製品の1つだ。

今回紹介するDIA-HBC4は、主に航空機の材料として使用される炭素繊維強化複合材料(CFRP)に切削加工を施すエンドミルである。2011年5月に発売される。軽く、強く、剛性と耐摩耗性が高く、そして耐熱性に非常に優れているCFRPは、現代産業界のアイドルだ。航空機だけでなく、自動車やロケットにまで使用されている。しかしこのCFRP、大変加工しにくい課題を持つ。

同社のダイヤモンドコーティング用切削工具は、独自の技術により、CFRP加工物の超微結晶化を実現、同時に脱膜を可能にした。CFRPの需要が広まるに従い、同社製品もまた、多くの人々に必要とされるであろう。


(ライター:Eriko Kinashi、以下同)

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http://www.osg.co.jp/
(OSG株式会社)
Ni基耐熱合金用スパイラルタップWHR-NI-SFT
材質 CPM
表面処理 HR コーティング
ねじれ角 11°
Ni基耐熱合金用ポイントタップ WHR-NI-POT
材質 CPM
表面処理 HR コーティング
*詳細スペックは本文折り畳み部分をご覧下さい。