HOME > 製品 (食品 - 飲料) > 月桂冠・日本酒

Products (食品 - 飲料)

月桂冠・日本酒


概要

日本酒というブランド
辛口から甘口、淡麗から濃醇と幅広い味わいを楽しむことのできる日本酒は、古来より日本において慣れ親しまれてきた。
日本酒本来の味わいの幅の広さに加え、冷やす、温める等の温度変化によっても飲み口が変化し、これほどに様々な温度で楽しむことのできる酒類は世界でも稀有だとされている。
またアルコール度数も10~20%と高くなく、その癖がなく飲みやすい特性から、近年では日本国内のみならず海外における需要も高まっている。

日本中には数多くの日本酒メーカーや酒造が存在するが、その中でも月桂冠は2002年に至るまで数十年以上もナンバーワンのシェアを誇ってきた実績を持つ企業である。


月桂冠
同社の起源は1637年に遡り、大倉治右衛門が当時宿場町として賑わっていた京都伏見にて「笠置屋」の屋号で酒造を創業したことに端を発する。
江戸、明治時代を通じ清酒の醸造高を伸ばし、1909年に酒造り、製品管理において科学技術を取り入れるために「月桂冠総合研究所」を設立、また樽詰めが主流であった時代においてびん詰めの商品開発へと力を入れた。
続く1910年には駅売酒として「コップ付き小びん」入りの清酒の販売を開始し、全国における知名度を高めていった。


月桂冠の技術
同社が日本酒醸造業において長年にわたり大きなシェアを誇ってきた背景には、先述した研究所の活躍を見ることができる。
日本酒醸造に科学技術を導入したことは当時の業界内では極めて先駆的であり、それにより醸造や製品開発における多くの進歩がなされた。

例えば、月桂冠により開発された「融米造り」と呼ばれる白米を液状にして仕込む醸造法は、醸造において極めてデリケートなポイントである発酵温度を正確に管理することを可能にし、商品の質を安定させることに成功した。
同様に、昭和中期には醸造過程を近代化させることにより、業界初の季節を問わず醸造を可能にする「四季醸造システム」を完成させ、大量醸造が可能となった。

特筆すべきは、醸造技術の向上もさることながら、その品質、すなわち「味」への顧客の信頼こそが流通拡大に大きく貢献したという事実である。
古くは明治時代後期に遡り、全国新酒鑑評会をはじめとする国内の品評会で多くの金賞を受賞してきた歴史を持つ。
さらに近年では、ベルギーのブリュッセルに本部を置き、世界中の優れた酒類や食品を対象とする世界的な品評会であるモンドセレクションにおける評価の高さが際立っている。酒造に適した原料米を選別し、その原料米を50%以上も磨き抜いた上で低温でじっくりと手間暇かけて醸造された純米大吟醸の「鳳麟」は、モンドセレクションにおける最高賞である「最高金賞」を5年連続で受賞するという偉業を達成した。

香り高くなめらかなのどごしの同酒は、日本食のみならず幅広い料理と相性が良く、場面を選ばずに楽しむことのできる逸品である。


「GEKKEIKAN」ブランドの海外進出
また、同社は国内だけでなく海外への商品展開にも意欲的であり、現在に至るまで世界における日本酒の流通に大きく貢献してきた。
戦前から米国ハワイのホノルルやカリフォルニアへの清酒の輸出を行い、1989年にはカリフォルニア、2007年には上海へと海外拠点を進出させている。

健康志向のイメージが強い日本食が海外で注目を集めていることと相まって、2002年以降は日本酒の海外輸出も右肩上がりだ。
日本の文化が世界で受け入れられていく中で、「GEKKEIKAN」ブランドの日本酒を世界に浸透させていくことを目標としている。


意欲的な研究開発姿勢
さらには、同社によって培われた科学技術は清酒の醸造に止まらず、醸造技術を応用したバイオサイエンス研究にも力を入れている。
近年では高血圧予防のための酒粕由来ペプチドやスーパー酵母によるバイオエタノール生産をはじめとする多くの研究成果を発表した。

酒という嗜好品のみならず、根本的なレベルにおいても今後世界の人々のより豊かな生活へ貢献していくことは間違いない。


ライター:Mai Terayama
2011.11.17 執筆
http://www.gekkeikan.co.jp
(月桂冠株式会社)