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日本の上下水道


概要

上水道施設から、我々のひねる水道の蛇口に水が出てくるまでの間、配管の中を通る水の何割かは外に漏れ出ているということをご存じだろうか。上水道の配管から蛇口に届くまでの間に水が漏れる率を「漏水率」というが、世界の水道設備を見ると、多い所では3割から4割の水が蛇口に至る前に漏れてしまっている。大都市でさえ、1割前後の漏水率である。世界の大部分の水道管において、漏水は日常茶飯事であるのだ。

ところが、東京都の上水道で漏れる水は、わずか3.6%。

2007年の「第2回・世界大都市気候変動サミット」でこの数字が報告されたとき、世界中から出席した会議の参加者は唖然とした。
東京は、350万人程度の大都市が1年間に使用する水道量と同じ量の漏水を食い止めてきた、という趣旨の発言からも、この数字の重みがわかるだろう。東京以外の日本の大都市でも、漏水率は高いところでも10%未満、平均して7%であり、さらにその率は毎年低減し続けている(2010年の東京都の漏水率は3.1%である)。

水資源に乏しい地域では、生活用水を少しでも多く確保できるかどうかが死活問題であり、水供給の不安定さは深刻である。このような国においては日本の優れた上水道が社会の向上にとって欠かせないものとなるのだ。

また、優れた下水道設備もまた、少ない水資源をリサイクルして使い続けるという観点から、重要な技術である。
ここでは、日本の上下水道技術について紹介する。

(ライター:Hiromi Jitsukata 以下同)

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世界主要都市の漏水率
都市給水人口漏水率
ロンドン700万人26.5%
ベルリン350万人5%
トリノ120万人25%
イスタンブール1150万人25.2%
マドリード312万人10.5%
モスクワ1040万人9.9%
カイロ1600万人20%
メキシコシティ860万人35%
香港675万人26%
仁川225万人17%
東京1213万人3.6%

(水の安全保障研究会 最終報告書2008年7月より)