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京セラ株式会社・太陽電池モジュール


概要

太陽光発電は、太陽電池を利用し、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式である。昼間の電力需要ピークを緩和する、温室効果ガス排出量を削減できるなどの特長を有し、低炭素社会の成長産業として期待されている。

近年の太陽電池市場には数多くの新興メーカーが参入し、一方で世果中の需要が旺盛であり、太陽電池生産は大競争時代を迎えている。
生産量は指数関数的に拡大し、 Greentech Media社によるPV NEWSの集計では2010年の生産量は2009年比で111%増である。European Photovoltaic Industry Association (EPIA)の予想は、2015年までに世界中で131-196GW分の太陽光発電が導入されるだろう、と見ている。
世界シェア上位の10社でも、全シェアの50%に満たず、今後様々な企業がこの市場で成長と後退を競っていくと見られる。

京セラは、このような激化する太陽電池市場において、早くから世界に貢献してきた企業である。
1970年代のオイルショックを契機に1975年から太陽電池の研究・開発を開始、そして1982年、多結晶シリコン太陽電池の量産化に成功した。この太陽電池生産は、現在に至るまでシリコン鋳造から太陽電池モジュールの完成までを社内で一貫して行っている。この一貫生産体制が、技術や製品品質の向上に繋がっており、市場競争に勝ち抜けるだけの高品質・高性能を保証している。


世界をめぐる京セラのクリーンエネルギー

同社は、1980年代初頭から、世界の電気が通っていない地域で生活用電源の他、生計を助ける農業・漁業機器の電源として電気を供給し続けている。

2011年1月には、ドイツのテュフ・ラインランドが定めた厳しい認証試験に合格した。一般的な国際基準であるIECでは、試験ごとに別のモジュールを使用する。しかし、テュフ・ラインランドの試験は一つのモジュールで連続して「高温高湿」「温度サイクル」「結露凍結」「バイパスダイオード」の4項目試験を実施するというものであった。京セラ製太陽電池モジュールは、この4項目全てにおいて基準値をクリアし、太陽電池としては世界で初めて認証を取得したのである。
同社製品の品質を裏付ける一つの例である。

また、世界を代表するエコカー、トヨタ社製プリウスには京セラ製太陽電池が搭載されているモデルもある。この太陽電池は、日中の駐車時に発電する電力によってファンを駆動させて車内の換気を行い、気温の高い季節でも車内温度の上昇を抑えるためのもので、ルーフ部に搭載されている。
搭載にあたっては、ルーフのデザインに最適な電池形状とレイアウトを新たに設計、さらに発電能力を高めるための独自技術により、表面に微細な凹凸を施した。反射が少なく濃紺色の落ち着いた色調が実現され、見た目にも美しい太陽電池となった。これも、一貫生産体制の京セラだからこそ実現できたことである。

メガソーラー発電も同社の主要な事業であり、国内だけでなく海外で予想を上回る高性能を発揮している。現在同社は、スペインの3か所の太陽光発電所向けに合計50MW以上の太陽電池モジュールを供給した実績を持つ。そのほか、タイの34か所の太陽光発電所向けに、合計204MWの太陽電池モジュールを供給している。現地からは、発電事業者が設置前に予測した出力値より15%前後上回る結果が得られたと報告されており、今後の更なる事業の飛躍が期待されている。

(ライター:Hiromi Jitsukata, 以下同)

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http://www.kyocera.co.jp
(京セラ株式会社)