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大学 & 研究機関

教職員 約6,400名
学部学生 約10,000名
大学院学生 約6,800名
留学生 約1,600名
財政規模 約840億円
学部 人文・文化学群/社会・国際学群/人間学群/生命環境学群/理工学群/情報学群/医学群/体育専門学群/芸術専門学群
大学院 教育研究科/人文社会科学研究科/ビジネス科学研究科 (東京キャンパス社会人大学院(夜間))/数理物質科学研究科/システム情報工学研究科/生命環境科学研究科/人間総合科学研究科 (一部の専攻は東京キャンパス社会人大学院(夜間))/図書館情報メディア研究科

筑波大学

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歴史・特色

筑波大学は、1973年に、教育学・教員養成を主体としていた東京教育大学を母体にして新しい特色ある総合大学として発足しました。

その特色は、何と言っても「研究型大学」にあります。
学部生の教育以上に、大学院や附置研究所での教育・研究に重点を置き、国家の技術戦略を担う人材の育成に力を注いでいます。
また、他の総合大学とは一線を画し、スポーツや芸術等でも活躍する人材を受け入れ、その研究分野でリーダーとなる研究者を育てています。

2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士、1965年物理学賞受賞の朝永振一郎博士や、1973年受賞の江崎玲於奈博士は長らく教鞭をとっていた歴史があります。
19世紀、日本が世界に開国後の間もない時代に、日本の柔道を国際的に広めることに心血を注ぎ、日本の体育・スポーツの発展、オリンピック・ムーブメントの推進にも大きく貢献した教育者、加納治五郎は、前身の東京高等師範学校の校長を務めていました。

まさに「研究型大学」にふさわしく、優秀な研究者・教育者を受け入れ育てようという気風がすでに古くから培われていたといえます。

伝統の教育学

筑波大学の伝統は日本で最初の国立の教員養成機関まで遡る教育学です。

設立当初から多数の教育者を日本中に送り出し、黎明期の日本近代教育に大きく貢献してきました。長い歴史の中で教育学は同大学の教育・研究の要とされ、全学からの手厚い協力を受けています。他大学にはない恵まれた教育・研究体制と資源は、同大学で教育学を修める上での強みとなるでしょう。

大学院教育研究科では、教育・学校のマネンジメントや、学校現場で生じる専門的な課題に対応する高度な技能をもった先導的な教育者を育成するコース「スクールリーダーシップ開発専攻」と、開設以来の伝統を受け継ぐ特別支援教育専攻に特色があります。
特別支援教育に関しては、「障害科学系」という専攻で教育・心理・福祉・医療などの多方面から、全学をあげて人間の障害を学際的に研究しています。我が国でも数少ないユニークな教育・研究機関です。

また、教育研究科では社会人学生や、外国人教員研修留学生の受け入れ、現職教員へのプログラムなどを実施し、教育界のリーダーたるべき教師の育成に努めています。外国人教員留学生は2011年現在で31期をむかえ、世界的にも同大学の教育学が貢献していることを示しています。

人間総合科学研究科の取り組み

筑波大学の特色ある教育・研究を行う研究科として、人間総合科学研究科が平成13年に設立されました。
「人間」という視点から従来の学問領域のさらに高度な研究を行うこと、それらが統合された幅広い知識を持ち学際的な研究を計画・遂行すること、複合的な視点で実際の「人間」に適切な対応や支援が立案・実行できること、これらを目的として今日まで設立10年目を迎える同研究科は新たな教育体制で変革に取り組んでいます。

多様性なバックグラウンドの学生を受け入れる目的で、社会人入試や、編入学試験の実施、従来の学年暦にとらわれない7月、8月、10月、2月の入試実施、昼夜開講制の導入、連携大学院との入試、国費・私費留学生への特別の配慮、など多様な制度も魅力です。

また、注目は、その目的を達成するための組織体制です。
高い志や崇高な理念を掲げている数多くの大学の中で、それを実現するための明確な組織体制や、実際の行動指針までも声高に謳っている大学は少ないのです。

運営委員会という大きな枠組みを設定し、各学系長、専攻長、学群長、センター長、関連組織である附属病院や学校教育局からの代表委員に加え調整委員会を加えた、総勢49人体制をとり、学内外の情報が迅速に研究科の隅々まで伝わるようにしています。
また、調整委員会は、研究科の重要事項に関する調整を行うための小さな組織体であり、ここでの調整により運営委員下での速やかな決定を促しています。

そしてこれらの体制により、研究科改革への機動力を高め、効率よく運営していくことを目指しています。
日本の研究体制をリードする大学、その中のより特色ある研究科としての、運営にかける情熱の高さがうかがえます。

(ライター:Hiromi Jitsukata)