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京都大学防災研究所

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歴史・特色

日本近海では、世界で起きるマグニチュード6.0以上の地震のうち、2割が発生している。2010年内閣府作成の防災白書ではこのように発表された。日本列島は4枚の大陸プレートがぶつかり合う場所に位置し、地震が起こりやすいことはよく知られている。世界を見ても、4枚ものプレートがぶつかり合っているところは日本近海とパナマ地峡付近しかないのだ。

また、四方が海に囲まれているため、大規模な津波も起こりやすい。津波が起こればリアス式海岸が多い日本の沿岸各地では、津波の水位が予想以上に高くなり、人々の想定以上の被害をもたらすこともしばしばある。

さらに、環太平洋造山帯の上に位置することで火山活動も活発であり、また熱帯低気圧の発生しやすい緯度帯に位置するため、台風も毎年多数襲来し甚大な被害をもたらしていく。
このように、日本は自然災害を受けやすい国である。最古の地震発生記録は5世紀のものが残っており、以降日本の史料には地震や火山、津波などの被害がたびたび記録されている。

災害大国とも言い表される日本では、災害発生や防災に関する研究が長きにわたって積み重ねられてきた。
その成果は世界でも進んだものであり、災害発生に関するデータの蓄積も多い。例えば地震に関しては、大陸プレートの動きに関しては日々詳細なデータを得ており、また予知に役立つよう努めている。
台風の研究では、人口衛星航空機等により刻々と変わる進路・規模の測定を仔細に行うことができ、台風が上陸する前の防災体制も充実している。

そして世界でも先端といわれる日本の防災研究の中でも、最先端の研究を誇るのが京都大学防災研究所である。

地震や噴火が中心の防災学の中にあって、台風、洪水、地滑りなど様々な自然災害にアプローチしている。発生のメカニズムに始まり、災害の予知や予防のための技術開発、災害に対する危機管理、災害直後の対応、復旧の高度化などまでを視野に入れ、自然災害を総合的に研究している点に特色がある。

(ライター:Hiromi Jitsukata、以下同)

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